*ぬり絵*
幼い頃 クレパスの色が
どんなにぬり絵の枠を
はずしても平気だった
うまく描こうなんて夢にも思わず
それがいつしか きめられた枠に
自分を当てはめるのが楽になり
そこからはみ出そうなんて
これっぽっちも思わなくなった
自分が自分で
なくなっていくのを感じながら
形に縛られてゆく日常
きれいに塗り分けられた
人生の地図を白紙に戻して
なぐり書きしたら
本当の自分が
見つけられそうな気がする