*てのひらの宇宙*
風が吹いている
花びらや樹木の枝に話しかけながら・・・・・
手をそっと握りしめると
てのひらの中に風が溢れた
過去から未来へと
吹き抜けてゆく風
僕は今 てのひらの中に
小さな宇宙を持っている
いつか 空に向かって手を広げたら
花々があたり一面に満ち溢れ
僕は鳥になって空に翔くだろう
そんな日を思い浮かべながら
拳をぐっと握りしめる
世界の片隅で
誰にも気づかれないように
僕は今 てのひらの中に
小さな宇宙を持っている