現在、5年に一度の国勢調査が行われていますね。
今回の国勢調査では「スマート国勢調査」をキャッチフレーズに、パソコンやスマートフォンからインターネットで回答を行えるオンライン調査が導入されました。
紙の調査票に記入するのではなく、パソコンを使って回答が行えるのなら、視覚に障がいのある私も自分で回答を作製し、提出することができるのでは?
ということで、早速「スマート国勢調査」なるものを試してみることにしました。
パソコンのインターネットブラウザを起動し、総務省の国勢調査2015キャンペーンサイトからインターネット回答のページへジャンプ。
画面の指示に従い、地域の調査員さんが届けてくださった案内に記載されているIDとパスワードでログインし、いざ回答の入力へ。
…回答の入力へ。
…あれ?
エンターキーを押しても、一向に反応しないぞ。
回答の入力ができない?
なんで?
そして、そうこうしてるうちに、ブラウザが動作を停止してしまいました。
何度かやり直してみたのだけれど、毎回ブラウザが停止して、回答の入力画面へ進むことができません。
諦めてスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を終了させて、音声ガイドなしの状態で介助者にパソコンを操作してもらうと…あっさり回答の入力ができちゃいました。
どうやらこのインターネット回答のページは、私が使用しているスクリーンリーダーとの相性が悪かったようです。
スクリーンリーダーを使ってインターネットを利用していると、時々そういうページに遭遇するのですが、まさか全国民を対象に実施される国勢調査のページがそうだったなんて。
なんてことでしょう。
そんな訳で、今回の私の「スマート国勢調査」は、以上の通り残念な結果に終わってしまいました。
回答の入力までは、ページのレイアウトや説明などとても分かりやすくて使いやすかっただけに、実に残念です。
5年後の国勢調査では、私たちスクリーンリーダー仕様車のアクセシビリティにも改善が図られていることを期待したいです。
補足 この文章の内容はあくまで当方の使用環境での話であり、すべてのスクリーンリーダーを使用したパソコンでの動作結果を確認したものではありませんので、その点ご了承ください。
(2015年9月11日記)
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